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子どものメガネの選び方

正しいメガネの選び方


1.お子様のメガネ選び

メガネのレンズは中央部で正しい度数になるように作られています。そのため正しく装着しないと見え方がおかしくなります。

子どもの動きは活発なので、メガネを選ぶ際は見栄えだけでなく、お子様の顔にぴったり合ったサイズで、しかもズレにくいものを選ぶようにしてください。

メガネをかけた時のチェックポイント

  1.  メガネがゆがんでいない
  2. 「鼻メガネ」のようになっていない
  3.  柄が耳にしっかりと固定されている

2.フレームの種類

フルリム(セル)フレーム

特長

型くずれしにくく、レンズの厚さが目立たない。

注意点

フレームの印象が個性的で、強い。

フルリム(メタル)フレーム

特長

レンズの周囲をフレーム(リム)がしっかり覆っているため、丈夫。

注意点

フレームが目立ちがち。

ナイロール(メタル)フレーム

特長

フルリムタイプに較べてフレームが目立たず、スッキリしている。

注意点

フルリムに較べて衝撃によりレンズが外れやすい。

3.柄(テンプル)の種類

ノーマルテンプル

特長

大人のメガネと同じ形で、ポピュラー。

注意点

衝撃を受けた時にズレやすい。

巻きツルタイプ

特長

激しい運動をしてもズレにくい。

注意点

やや掛け外しがしにくい。

二段折れタイプ

特長

耳の付け根ラインに沿った二段曲げ形状のため、ずり落ちしにくい。

注意点

ズレにくさは、「ノーマル」と「巻きツル」の中間くらい。

4.鼻台(鼻パッド)の種類

セル固定鼻パッド

特長

扱いが乱暴な子どもさんでも、型くずれがしにくい。

注意点

調整がほとんど利かないので、鼻の形との相性をよく見る必要がある。

クリングス付き鼻パッド

特長

子どもさんの鼻の形に合わせて調整しやすい。

注意点

型くずれを繰り返すと、折れてしまう。

クリングス付きツインパッド

特長

接触する面積が広く、ずり落ちしにくい。

注意点

やや目立つ。型くずれを繰り返すと、折れてしまう。

5.子ども用メガネの選び方

子どものメガネ度数は変わりやすく、激しい動きでレンズに傷がついてしまうことも多く、大人のようには長い期間にわたって同じレンズを使用できないものです。
そこで、レンズが変わることを、あらかじめ考慮に入れておくことも必要になります。

お勧めの子ども用メガネ

素材

軽くて割れにくいプラスティックレンズが、お勧めです。

設計

スタンダード球面設計のレンズ以外にも、歪みの少ない非球面設計のものもあります。

表面処理

UVカット、反射防止、汚れ・傷つき防止コートなどの表面処理を必要に応じて取り入れます。

6.アイパッチ(斜視・弱視訓練用眼帯)

「アイパッチ」は小児の斜視・弱視を治療する眼帯で、健康な目を遮蔽し、弱視眼(周辺視も含む)を強制的に使用させることにより、視力の発達を促します。
このアイパッチによる治療は、必ず医師の指導のもとで行ってください。