診療関連」カテゴリーアーカイブ

ドルモロール

眼圧下降点眼薬の配合剤として最初のジェネリック製品である、以前書き込みしましたラタチモ。最初はやっつけ仕事なネーミングだと思ってましたが、販売間近になり何度も聞いてますと耳に馴染んできて特に変な感じはなくなってきました。 次に販売を控えます、同じく配合剤のジェネリック薬の名前が上記。ドルゾラマイド+... 続きを読む

カモガヤアレルギー

3月・4月のスギ・ヒノキ花粉のアレルギーピークはとうに過ぎていますが、5月ころからそれなりに強いアレルギーの小児の方がちらほらと。アレルギー検査で数名ほど強めにカモガヤで陽性に出ました。ある子は、土手の広場か公園だかに行ってくると強く症状が出る、残りの子は家が土手のすぐ近くとのこと。キーワードは「土... 続きを読む

顔面神経麻痺2

その顔面神経麻痺ですが、原因の半分以上が特発性顔面神経麻痺であるベル麻痺、2割弱がハント症候群との事で、いずれも人の名前がついてます。 後ろの、ハント症候群はラムゼー・ハント症候群と自分が学生の時は習ったと記憶してます。これが、2人の人の名前ではなく、Ramsay Hunt氏という1人の人物なんです... 続きを読む

顔面神経麻痺は何科か

以前兎眼の所で書きましたが、目が完全に閉じれなくなります顔面神経麻痺。片側の顔面ですので、口も完全に閉じれなくなります。麻痺が起きている神経の場所は目では有りませんので、当然他科依頼となりますが、では何科なのか? 総合病院の神経内科宛に依頼書を書きましたところ、耳鼻科受診となってました。脳腫瘍や脳梗... 続きを読む

涙道内視鏡

先日、埼玉の地元で涙道セミナーがあり参加してきました。 涙道とは、目元にある涙点という穴から鼻に抜ける涙の通り道で、途中で詰まっていたり狭かったりしますと涙目や、さらには細菌感染を起こして涙嚢炎といった強い目ヤニの原因にもなります。単なる結膜炎と思っていた物が、抗菌点眼を使用しても全く改善しない場合... 続きを読む

手術用手袋のパウダー

手術用手袋についてますパウダーがそのうちに使用禁止になるのだそうです。じゃあ、パウダーって何か有害だったの?って思いますよね。コーンスターチというトウモロコシから出来る粉のハズですが、100%天然の成分ではないのでしょうか? イギリスやドイツでは、もう10年以上前からパウダー付きの手術用手袋は禁止さ... 続きを読む

LASIKのフラップ

LASIKを以前やったという患者さんをちょくちょく見ます。以前記載しました様に、問診票に過去の眼科手術歴・レーザー歴を記入する項目を追加して以来は、LASIK施行後を気づかなかったという事はなくなりました。 角膜を表面を薄く切って、その下の実質を近視度数に応じた厚さでレーザーで削って元に戻す。この薄... 続きを読む

翼状片がある目のLASIK手術

黒目である角膜の端から1mm、2mm、3mmと結膜がどんどん侵入してくる翼状片。若い人はまれで、通常は中高年層の病態です。2mm以上入っていると、LASIKで角膜の切開したフラップのエッジに確実にかかると思います。どちらを先に手術をやるのか? 角膜上の翼状片組織はどんなにうまくはがしても角膜上に薄く... 続きを読む

再発性角膜びらんの謎

紙とか木の枝とかで目を突っついて、黒目(角膜)の表面(上皮)がペロっと剥がれるような傷になった場合、一度治ってもしばしば傷が再発する状態になるというのが上記の疾患で、上皮とその下の土台組織間の接着力が低下した状態になると説明されています。たとえ傷にはなっていなくても、よーく見るとその部分だけ白く濁っ... 続きを読む