診療関連」カテゴリーアーカイブ

ミドリンMの使用期間

小児の一時的な近視の治療薬でミドリンMという点眼薬があります。調節麻痺剤といいまして、眼球内にある毛様体筋というピントを合わせる筋肉を数時間弛緩(しかん、ゆるめる事)させ、近視度数の軽減を図るという物です。 ネットでの一般の方の意見では、ミドリンMなんて効かないというのも見受けられます。自分がずっと... 続きを読む

眼精疲労治療室

11月から当院にて「眼精疲労治療室」を開始いたします。 思えば自分も学生時代は試験勉強時に目の疲れに悩まされました。メガネも掛けず、点眼薬も何もしない、目を酷使してるんだからこんなものだろうと思ってました。当時そんな自分のする事といえば、とにかく目をつぶって目を休ませる事だけ。30秒いや10秒でもよ... 続きを読む

妊娠の自己申告2

前回の書き込みを見た妊娠・出産を経験しているスタッフから、自分も内科だったら言うけど眼科やあるいは歯科とかだったら言わないかも、と突っ込まれました。 意外と思われるかもしれませんが、目薬は目元から鼻の方に抜け、鼻粘膜から吸収されて血液中にも微量ながら移行するとされてます。実際、心臓が悪い方や喘息のあ... 続きを読む

はやり目その後

今週1週間ですが、はやり目(流行性角結膜炎)の方はそれほどいませんでした。感染症サーベイランスによりますと、先週9月28日からの1週間のはやり目は6となっており、また減ってました。まだ分からないですが、どうやら大流行とはならなそうで一応ホッとしてます。 ... 続きを読む

妊娠の自己申告

初診の際には必ず問診票の記入があり、女の方は妊娠・授乳の有無の記入項目もあります。 しかし、再診では問診票はいちいち書かせないというのが多いのではないでしょうか?今までの勤務していた所でも、やってなかったと思います。4年・5年とか経っているのなら別ですが、半年・1年くらいの再診でその都度問診票を書か... 続きを読む

はやり目流行?

はやり目(流行性角結膜炎)ですが、流行時以外は現在の日本ですと1週間にせいぜい1人か2人どまり、というのが自分の今までの感覚です。 これが、先々週あたりからポツポツと見かけまして、中には親子3人ともうつってしまった方もおられました。幼稚園で流行しているという話も聞き、実際5歳以下の例も数人見ました。... 続きを読む

手足口病2

流行のピークは過ぎた感のあります手足口病ですが、先月親戚の子供がかかりました。そうしたら次に父親、さらに母親と親子ともども感染してしまったという事です。 9割が5歳以下の子供とありますが、少数ながら大人にもうつるそうです。案の定と言いますか、大人の場合は他のはしかや水ぼうそう等のウィルス性疾患と同じ... 続きを読む

手足口病

眼科領域で何と言っても問題になりますのは、先月書き込みました「はやり目」(EKC)のアデノウィルスですが、今夏流行してます手足口病、原因ウィルスを調べますとコクサッキーウィルスとエンテロウィルスとあります。えっと、思いました。長年大流行しておらず、はやり目ほど問題にならないと思われますが、眼科領域の... 続きを読む

うつる(伝染る)

結膜炎とかものもらいとかは日常頻繁にあり、うつりますかと聞かれる事も多いですが、現在の平常状態の日本ですとうつる物はまず少ない思います。うつる物といえば、ウイルス性の結膜炎である「はやり目」(流行性角結膜炎)と、子供同士での細菌性の結膜炎くらいではないでしょうか。 以前の職場で、子供の細菌性と思われ... 続きを読む

瞳孔散大

眼科でなやましいのが、この眼底検査時の瞳孔散大(散瞳)です。 眼の奥の異常の有無を調べる為にはどうしても目薬で瞳孔を広げる必要があるのですが、それをやるとかなりまぶしくなり最低4〜5時間は車の運転はまずしない方が良いです。 以前勤務していたところで困ったのは、他の眼科では車運転してきてもやってくれた... 続きを読む