近視進行予防に確実に効果があると言われてますアトロピン点眼。でも原液1%では常時瞳孔が開きっ放しで常用は無理、やめた後もリバウンドがあるそうでまず実用にはならないですね。それを100倍に薄めた0.01%アトロピンが現在自費診療という形で行われています。
元はシンガポールで行われてた研究で、0.01%なら副作用も実質上問題なくリバウンドも無いという事でいい事ずくめなんですが、いかんせん点眼薬の値段が自費なので¥2500とか、最近では¥3000とかもお目にかかり、原液1%の値段を考えますとちょっとどうなのかなと以前から思ってました。2年ほど前に調べたところでは採用してる眼科医院はまばらでしたが、つい最近検索したところかなりの医院で採用しており、そろそろ値段が高いとも言ってられないのかと。
軽度近視の改善を期待して出しますミドリンM、これも同じく散瞳剤ですがこちらは近視進行予防効果は無いとされていて、以前日本眼医会のHPにもありましたように基本効かなければ自分も3か月ほどで終了してます。しかしアトロピンは、近視の「進行予防」ですので1年、2年、3年と年の単位でずっとさします。最低2年間とかの記述も見ました。対象であります小学生に100倍に薄めたとはいえ劇薬指定であるアトロピンを何年も使用して果たして何の副作用も無いものなのか? やはり自分と同じく、0.01%アトロピン点眼薬のジレンマという眼科医院さんのブログを一つ発見し、自分と同じように思っている先生もいるのだと何か安心しました。