ミコナゾール・フルコナゾール・イトラコナゾールと、抗真菌薬3つをずっと以前そう覚えました。眼科領域でも真菌性角膜炎というちょっと怖い病態がありますので全く無縁ではないですが、一般眼科開業医レベルでは滅多に使うものではないと思います。その、イトラコナゾールの後発品に睡眠導入剤の成分が混入されていた、その有害事象の眠気や意識もうろうで交通事故が10件以上も起きていたとのニュースで、ちょっとびっくりしました。後発品とはいえ薬の製造工程で一体何でそんな事が起きるのか、薬の製造ってそんないい加減なものなんでしょうか?さらにビックリしたのが混入されていたその量。1錠に含まれていた睡眠導入剤の成分は5ミリグラムで、通常の最大投与量の2・5倍と。多い人で1日8錠服用する場合もあるとで、まあ1度に8錠は飲まないと思いますが2錠でも5倍とかなり多い量となりますね。意識もうろうも当然と思います。
あってはならない事と言うのは難しくないですが、何でそういう事が起きてしまったのかを検証する事がより大事だと思います。