緑内障治療薬である眼圧を下げる点眼薬で、2種類の主成分が1本に入っている配合剤が6年ほど前から出てます。患者さんの薬手帳を調べていたところ、高血圧治療の降圧剤内服薬にも主成分が2つ入っている配合剤がある事を知りました。
内服薬はいっぺんに飲めない事もないですが、点眼薬の場合はたて前上は5分以上さす間隔を空ける事になっており、3種類ですと最低10分間必要になる事になります。朝の忙しい時間とかですと結構面倒で、1つ種類が減るだけでも大分楽になると思います。何故もっと昔からなかったのか?と思われるかもしれませんが、理由はよく分かりません。
出てきた当初は薬の名前とそれに何と何の成分が入っているのかがすぐには覚えにくかったですが、今では自分も普通に使用しています。主成分の組み合わせは、A系+B系とB系+C系の2通りの組み合わせですが、このB系の薬剤は心疾患や喘息の方には基本使えません。製剤化しにくい理由が何かあるのかもしれませんが、A系+C系の組み合わせ製剤もぜひ製品化して欲しいと思ってます。