急性のものもらい、いわゆる麦粒腫や急性霰粒腫は、小さい物は上でも下でもまぶたの1番端に出来ることが多い気がしてます。先日半日で3人ものもらいの方が来院されて、すべて端っこでした。統計をちゃんと取ってみないと確実ではありませんが、大きい物は別として小さいものもらいは端が多いのではないか、と。
そんな事どうでもいいのではと思われるかもしれませんが、急性の場合は点眼・軟膏・内服等の薬で治すですが、慢性の霰粒腫を切開する場合は1番端っこだとまぶたを挟む挟瞼器(きょうけんき)で挟むのがやりづらいです。幸い、今まで挟めない程の大きな霰粒腫がまぶたの一番端っこに出来て切開する事になった経験はありませんが、もし一番端だとすると内容物の掻爬(そうは)は端でない場合に比べると十分に出来ないのではと思ってます。