再発性角膜びらんの謎

紙とか木の枝とかで目を突っついて、黒目(角膜)の表面(上皮)がペロっと剥がれるような傷になった場合、一度治ってもしばしば傷が再発する状態になるというのが上記の疾患で、上皮とその下の土台組織間の接着力が低下した状態になると説明されています。たとえ傷にはなっていなくても、よーく見るとその部分だけ白く濁ってます。過去の経験ではドライアイの傷と間違われていたり、意外と見落とされている事が多いと感じています。
自分が今まで経験した例では、白目(結膜)の充血はそんなになかったと思いますが、こ数ヶ月立て続けに経験した例ではいずれも結膜もかなり充血しておりました。何で角膜だけの傷なのに結膜の方までこんなに充血するんだろうとずっと思ってます。他の眼科医院のサイトを見ましても、白目がすごく充血している写真が多いです。
ドライアイの場合は結膜も乾いて「傷」になってる事も多く、結膜が充血するのも納得行きますが、再発性角膜びらんでは結膜の傷はありませんので、何故こんなに結膜まで充血するのか?単に創傷治癒機転ということなのでしょうか? 謎です。分かりましたらまた報告します。